北朝鮮金正恩委員長の側近キム・ヨンチョルさんが、金与正さんよりも力はあるという話があります。
北朝鮮の社会では女性はトップに立ちにくいし、金英哲さんは軍隊を掌握していることからも実際のナンバー2なのではないかという見方です。
強硬派といわれている金英哲さんについて調べてみました。
Contents [hide]
金英哲(キム・ヨンチョル)は強硬派といわれるのはなぜ?

出典:毎日新聞
初めに、金英哲さんについての簡単な予習から。
金英哲プロフィール
1946年生まれの2029年74歳の元軍人です。
万景台革命学院を卒業後、16歳で入隊を志願。
軍事境界線(DMZ)の民警中隊で4年間勤務しました。
その後、金日成軍事総合大学で学び、
卒業後再び軍に復帰し、軍事停戦委員会の北朝鮮側連絡将校(少佐)となりました。
肩書
朝鮮労働党中央委員会政治局員
同党中央委員会副委員長
同党中央軍事委員会委員
朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員
最高人民会議常任委員会委員
元党統一戦線部長
確認されている最終軍歴は朝鮮人民軍偵察総局長兼軍副総参謀長、朝鮮人民軍における軍事称号(階級)は上将でした。
強硬派といわれる理由
米海軍の情報収集艦「プエブロ号」拿捕

出典:Wikipedia
1968年1月23日、米海軍の情報収集艦「プエブロ号」(乗組員83名)が北朝鮮の警備艇に拿捕される一大事件が発生しました。
公海上を航行していたと主張する米国は「プエブロ号」を引き渡さなければ、艦砲射撃も辞さないと空母「エンタープライズ」を動員し、海上封鎖に出ましたたが、北朝鮮は領海侵犯を認めなければ釈放しないと譲らず、一触即発の状態が続きました。
結局、米国が折れ、最終的にはスパイ活動を認める謝罪文書に調印し、乗組員らは釈放されました。
「プエブロ号」は現在も北朝鮮の戦利品として平壌市内の大同江に展示され、同国の反米教育や観光スポットになっています。
この事件の功労で金英哲さんはとんとん拍子に出世したということです。
天安沈没事件

出典:Wikipedia
2010年3月26日午後9時45分頃、韓国の軍艦「天安」が船体後方が爆発し、船体が2つに切断され沈没。
乗組員104名のうち46名が行方不明になりました。
韓国側は、「大韓民国を攻撃した北朝鮮の軍事挑発」とし
一方北朝鮮は、「沈没は座礁と衝突によるもの」としています。
この事件では、捜査中の二次被害も出たこと
韓国国内でも遺族が納得できていないことなど
まだまだくすぶり続けているような感じです。
この事件にも金英哲さんは関与しているといわれています。
延坪島砲撃事件
2010年11月23日に大延坪島近海で起きた朝鮮人民軍と大韓民国国軍による砲撃戦
それを発端として北朝鮮と韓国との間の緊張が高まりました。
金英哲さんは2009年に上将に昇進し、党作戦部、党対外情報調査部、軍総参謀部偵察局が統合して発足した朝鮮人民軍偵察総局の初代総局長に就任しているので関与は間違いないですね。
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントへのハッキング事件
2014年11月24日に発生したソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)へのハッキング事件は、同社関係者間での電子メール、従業員の個人情報、未公開の映画本編のコピーといった様々な情報の流出を引き起こしました。
ハッカー集団は正体不明でしたが、
2014年12月19日、アメリカ連邦捜査局(FBI)は、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)へのハッキング事件に北朝鮮が関与したと断定しました。
金英哲(キム・ヨンチョル)の粛清の噂はうそだった!

出典:毎日新聞
韓国の最有力紙「朝鮮日報」は今年5月31日付で、「金英哲は労役(強制労働)刑、金革哲は銃殺」との記事を掲載した。
出典:東洋経済
金英哲さんが労役を受けていると報道されたのは、2019年5月。
なぜ、粛清されたのかといえば、
金英哲さんは、2019年2月末にベトナム・ハノイで行われた米朝首脳会談では北朝鮮側の交渉実務者でした。
「合意なし」で終わった同会談の責任を取らされたと報じられたのです。
ところが、粛清されたはずの金英哲さんが6月に軍人家族による芸術公演に金委員長とともに出席した様子が、北朝鮮メディアから流されました。
北朝鮮の謎の部分です。
ゴシップ誌などではなく「朝鮮日報が」報じた内容がここまで事実と異なるとは!?
「北朝鮮=悪魔というフレームを意図的に駆使しようとしているのではないか」
という見方もあるようです。
こちらの方も目が離せません↓

金英哲(キム・ヨンチョル)は強硬派といわれるのはなぜ?粛清の噂はうそだった!まとめ
金英哲さんが強硬派といわれる理由は、あげればきりがないくらいたくさんありそうです。
私たちからみれば、犯罪!と言いたくなるようなことで、どんどん出世していく様子が北朝鮮のお国柄だと思いました。
粛清という報道を
「恐怖政治が続く北朝鮮」
と
「北朝鮮=悪魔というフレームを意図的に駆使しようとしているのではないか」
との二つの見方があり興味深いところです。
金英哲さんが今後北朝鮮での実権をにぎっていくのか?
情報を待ちたいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。