巨大魚屋・角上魚類の秘密を解く!
こんなすごいタイトルでニュースになる魚屋さんの経営者が気になりました。
どんな人物なのでしょうか。
経歴、人物像に迫ってみました。
「角上魚類」柳下浩三社長の経歴!
出典:水産タイムズ社
角上魚類(株) 代表取締役社長の柳下 浩三
さんは
(2020年80歳です。)
出身高校は、新潟商業高校。
新潟商業高校は、進学率も高いうえ文武両道の学校です。
実際、柳下 浩三さんも野球部に所属し、甲子園にも出場しています。
柳下 浩三さんは、
卒業生には。元厚生大臣の小沢辰男さん、漫画家の小林まことさんのほか
多くのスポーツ選手も輩出しています。
柳下 浩三さんは、大学への進学はしておらず
同市寺泊で江戸時代から続く鮮魚卸と網元だった家業を高卒で継ぎました。
日本海の魚を新鮮なまま築地に届けたいという思いから始まった角上魚類は、高速道路はない時代に11~12時間かけて鮮魚を運んでいました。
当時は木箱が主流なので
「黒いピチピチのイカも、東京へ着く頃には真っ白。
とても刺し身にはならず、二束三文で叩かれるのがオチだった」
といいます。
成功の鍵は発泡スチロール
今ではどこでも見られる発泡スチロール箱。
新鮮な魚を運ぶため、柳下 浩三さんは金型代90万円を投じて量産化し、いか釣り船に積ませて大成功しました。
当時、世間ではスーパーに押され、町の魚屋が次々と姿を消していきました。
スーパーでの鮮魚の値段の高さに驚いた柳下 浩三さんは、
1974年に鮮魚卸と網元から鮮魚小売業に手を広げ、現在の成功に至っています。
現在は、角上魚類ホールディングスの社長。
2017年3月末に傘下の事業会社3社の社長を退いています。
「角上魚類」柳下浩三社長の人物像に迫る!
出典:フーズチャネル
角上魚類のモットーは
「買う心 同じ心で 売る心」
社訓ではなく「社心」というのだそうです。
「社心」がよく表れているエピソードは、柳下 浩三さんが小売業を始めたきっかけにありました。
スーパーにおされ魚屋がつぶれていたころ
柳下 浩三さんは、スーパーの魚の価格を見て驚きます。
高すぎる!
自分ならこの半分で売れる。
遠くからでも買いに来てもらえる魚屋を目指して
普通の魚やの形式で小売りを始めました。
ここで柳下 浩三さんが守りにとどまるのではなく
攻める人であることがわかります。
そして、柳下 浩三さんが大切にしたのは
「鮮度」
「値段」
「配列(品揃え)」
「態度」
「態度」は、店頭に立つスタッフの接客だけでなく、魚をさばく腕をいうのでしょう。
柳下 浩三さんは人を育てることに注力してきました。
全く魚をさばけなかった新入社員が、先輩の指導の下半年もたてば立派な接客ができ、魚をさばくことができるようになるのだそうです。
社員との距離も近く、入社前の研修で握手を交わすそうです。
柳下 浩三さんが、人を大切にしていることがよくわかります。
社心の「買う心 同じ心で 売る心」にあるように
消費者サイドに立ってくれる方であり、経営者然としていません。
2012年の情報なので古いのかもしれませんが、その当時柳下 浩三さんはネクタイを1本も持っていませんでした。
ネクタイを持っていない社長がいるのですね。
年間売り上げ350億円の会社の社長とは思えません。
ブランド物のスーツを着こなすよりも、ある意味かっこいいと思うのは私だけではないはずです。
「角上魚類」柳下浩三社長の経歴!人物像に迫る!まとめ
近くの寿司屋が休みだったから角上魚類行った。イカがめちゃでかい pic.twitter.com/xtl7o46GJj
— K⭐︎J(δωδ) (@PK_KJ06171115) December 13, 2020
角上魚類の評判を調べてみると安い、おいしいというのがいろいろな形でコメントされています。
ただ、悪い口コミといえば
混雑
人気がある故とはいえ、混雑しない店でゆっくりと買い物を楽しみたいものです。
けれども、消費者の心理として混んでいたほうが財布のひもは緩むかもしれません。
そんな角上魚類を作った柳下 浩三さんはやっぱりすごい人なのです。
最後までお読いただき
ありがとうございました。