三浦基さんがパワハラで問題になっています。
三浦さんといえば、2020年1月に「ロームシアター京都」の新館長就任が決まり話題になっていました。同年4月には就任予定でした。
質問状では、劇作家の平田オリザ氏ら舞台芸術関係者計16人と京都舞台芸術協会が連名で、三浦氏がパワハラや退職強要で団体交渉中であることの認識の有無や、推薦の判断基準などについて説明を要求
出典:産経新聞
三浦基さんって誰?
何してた人?
パワハラ問題の行方にも注目です。
Contents
三浦基経歴
三浦基(みうら もとい)
生年月日 1973年 月 日
出身地 福岡県
職業 演出家 地点代表
出身校 桐朋学園大学演劇科・専攻科卒
1999年より2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。
2001年帰国、地点の活動を本格化。
2005年 京都に活動拠点を移転。
2007年より「地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演」に取り組む
第三作『桜の園』にて『文化庁芸術祭』新人賞受賞。
『2011年度京都市芸術新人賞』など受賞多数。
著書 『おもしろければOKか? 現代演劇考』(五柳書院)
主な演出作品 イェリネク『光のない。』
シェイクスピア『コリオレイナス』
ブレヒト『ファッツァー』など。
地点とは?
地点『罪と罰』、初日までちょうど3週間となりました。夏からの原作読みあわせ、年末に少しずつ作ったフォーメーション、1月末の紅葉坂ホールでの稽古。あと3週間の間に、まだあと20回くらい脱皮しないといけないとは思いますが、いよいよです!https://t.co/FHFJwR8YHG pic.twitter.com/EMC3v79ZtH
— 地点 (@chiten_kyoto) February 8, 2020
京都を拠点に活動している劇団です。
多様なテクストを用いて、言葉や身体、光・音、時間などさまざまな要素が重層的に関係する演劇独自の表現を生み出すために活動している。劇作家が演出を兼ねることが多い日本の現代演劇において、演出家が演出業に専念するスタイルが独特。
2005年、東京から京都へ移転。2006年に『るつぼ』でカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞を受賞。2007年より<地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演>に取り組み、第三作『桜の園』では代表の三浦基が文化庁芸術祭新人賞を受賞した。チェーホフ2本立て作品をモスクワ・メイエルホリドセンターで上演、また、2012年にはロンドン・グローブ座からの招聘で初のシェイクスピア作品を成功させるなど、海外公演も行う。2013年、本拠地京都にアトリエ「アンダースロー」をオープン。(法人名:合同会社地点)
三浦基日本の現代演劇の未来を考える人だった!
私自身が劇団というものの知識がなく、今回三浦さんを調べていくうちにわかったことなのですが、三浦さんは革新的なことをやっている方でした。
小劇団がアトリエを持つ
大きな劇団では当たり前のことでしょうが、小さな劇団がアトリエを持つことは資金的にも大変だと予想できます。でもこれを実現化しました。
劇団員は給料制
「売れない時代はアルバイトを掛け持ちして、苦労しました。」有名俳優さんでよく聞く話ですが、三浦さんは劇団を法人化し、融資も受け、劇団員には給料としての収入を保証しています。
こうすることで芝居を続けていけたり、専念することができ劇団のレベルも上がると考えています。
海外も視野
三浦さんは日本だけでなく、海外進出も考えてアトリエを持ちました。
アトリエがあることで、海外からの舞台関係者にいつでも作品を見てもらえるということです。
目標は公共劇場で活動すること
地点の俳優が人から羨ましがられるようなギャランティーと名誉を獲得することが、『日本の現代演劇』の発展だと考えていました。
そのため三浦さん自身が、 芸術監督などのきちんとした立場になって公共劇場で活動することが必要と語り、
国立劇場が俳優を雇用し、国立大学が演劇科を設置するピラミッドの構造になった時に初めて、日本の現代演劇が発展したといえるとインタビューで答えていました。
質問状の代表平田オリザ氏との関係
今回問題の質問状を出したのは平田オリザ氏ら16名となっています。
平田オリザ氏と三浦さんの関係は、どうだったのでしょうか?
出典:青年団
生年月日 1962年11月8日
出身校 目黒区立第一中学校 国際基督教大学
職業 劇作家、演出家、劇団「青年団」主宰
小説『幕が上がる』は2015年に映画化され、第70回毎日映画コンクールなどを受賞
三浦さんと平田さんの関係をのぞかせる言葉がCINEMA.NETに掲載されていました。
日本の現代演劇の未来を語る三浦さんに対して、平田さんに
「お前が生きているうちには、そこまでいかない」 と言われたそうです。
ここで三浦さんは苦笑されているので、だから関係が悪いんだな、ではなく私は逆に何でも話せるいい関係性なのだという印象を持ちました。
ロームシアター京都
三浦さんが新館長になれるのか?問題の「ロームシアター京都」について調べてみました。
出典:公式HPより
〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町13
ロームシアター京都は、文化芸術の創造・発信拠点として、文化芸術都市・京都の名を高め、京都のまち全体の発展に寄与することを目指しています。舞台芸術公演が行われるホール以外に、賑わいを創出する新しい施設を備えることで、これまでにない開かれた場が生まれ、「劇場のある空間」を中心として、人々の暮らしの感覚と芸術とが相互に繋がり、京都に新しい「劇場文化」を形づくります。
約2000席のメインホール、舞台と客席の距離が近く一体感が得られる約700席のサウスホール、小劇場やリハーサル室としての利用に適した200人規模のノースホールを備えた多目的ホールです。また、ブック&カフェ、レストランを備えるパークプラザ、野外スペースとして活用できるローム・スクエアなど、多彩な文化活動を幅広く支え、すべての人に憩いの場を提供するための多様なニーズに対応できるこれまでにない公立文化施設です。
とても魅力的な施設ですね。
三浦さんはハラスメント行為を否認しています。
この施設の新館長に就任は決まるのでしょうか?
三浦基経歴パワハラ問題の行方は?平田オリザ氏との関係も調査!まとめ
平田オリザさん達が出した質問状に対して、京都市がどうこたえるのか?
また、三浦基さん自身に動きはあるのか?
そして、「ロームシアター京都」の新館長就任はあるのか?
注目していきたいと思います。
最後までおつきあいいただき
ありがとうございました。