テディ・リネールさんは、現在の柔道界で最強と言われています。
東京五輪で3連覇なるのでしょうか?
リネールさんは最強と言われながらも、卑怯者と噂されています。
リネールさんが卑怯者呼ばわりされるのはなぜなのでしょうか?
また、リネールさんが負けた試合についても調べてみました。
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リネールは卑怯?
テディ・リネールとは?
出典:Wikipedia
Teddy Rineさんは、1989年4月7日フランス海外県のグアドループで生まれました。
その後フランスに移り、5歳で柔道を始めています。
柔道以外にも、水泳、ゴルフ、スカッシュなど多くのスポーツをしていましたが、柔道一筋になりました。
試合をして、確実に勝利していくことで自信につながったようです。
リネールさんの愛称は、テディベア。
なんともかわいらしいニックネームなのですが、身長は204cm、体重は141㎏。
そのビジュアルとテディベアが結び付きません。
性格はテディベアのように優しいのかもしれません。では、なぜ、卑怯と言われるのでしょうか?
リネールは卑怯?
出典:Jcastニュース
リオデジャネイロ五輪の柔道男子100キロ超級の試合が、2016年8月13日におこなわれました。
リネールさんの相手は、原沢久喜さんでした。
結論からいうと、リネールさんは「組み合わない柔道」を徹底し、金メダルを手にしました。
この試合は物議をかもし、その後ルールが変わるほどの影響を与えることになりました。
原沢久喜とは?
この試合で金メダルを逃した原沢久喜さんは、身長191 cm、体重122 ㎏
リネールさんとは体格差がかなりあります。
けれど、原沢久喜さんにとって海外で出会うすべての選手が自分より体格が大きく不利な状況です。日本では、練習の相手もいなくて苦労するほど、日本人にとって体格の差問題は避けられない問題でした。
けれども、原沢久喜さんがここまで強いのは俊敏さが武器になっていました。
体格の大きくて俊敏に動ける選手というのは、少ないです。
一方、リネールさんは長い腕を生かして、相手の奥襟をつかみ、頭を下げさせて組み合いを避ける防御主体の柔道で、同階級の絶対王者に君臨しています。
これほど戦い方にちがいがありました。
結局、原沢久喜さんに2つの指導、リネールさんに1つの指導がはいり、攻め続ける原沢久喜さんでしたが、試合終了となってしまいました。
これがリネールさんが「指導の数での勝敗はやめてくれ」「フランス代表のせこい柔道」と非難される理由です。
「これがJUDOなんだろ」「いつから柔道は技ではなく積極性をアピールする競技になった?」という意見もあり、リネールさんは卑怯なのかどうなのかわかれるところです。
リネールが負けた試合の相手は誰?
出典:日刊スポーツ
絶対王者と言われたリネールさんを負かした相手とは?
五輪2大会連続で金メダルを獲得し、世界柔道でも100キロ超級8連覇を達成して国際試合の連勝を154試合に伸ばしていた2020年2月9日
影浦心さんが、3回戦でリネールさんに一本勝ちをしました。
連続記録を止められてしまったことでかなりショックを受けているかと思ったのですが、さすがにポジティブ。
試合後のリネールさんに、あまり気にした様子はなく「五輪でこういうことになっていたらショックだっただろう。ここで起こっておいてまだ良かった」「それにもう一つ言いたいのは、ある意味でホッとしたということだ。」とコメントしていました。
TOKYO2020では、力もぬけて本来の力が出せそうですね。
リネールさんを負かした影浦心さんは、TOKYO2020に出場を逃しています。
理由として、リネールさんに勝ったことは大きいものの、他の海外の選手との戦績がよくないということでした。
リネールは卑怯?負けた試合の相手は誰?まとめ
原沢久喜さんとの試合がきっかけで、卑怯と言われているリネールさん。
意見は分かれるというものの、その後のルール変更のきっかけになった試合ということは、リネールさんの戦い方はあまり褒められるものではなかったようです。
絶対王者と言われるリネールさんを体格が不利な日本人でも負かすことができるという実績がありました。
TOKYO2020では、原沢喜久さんのメダル獲得はならず残念でした。